花粉症を薬を使わずに改善させたくて始めたグルテン・カゼインフリー。1ヶ月ほど頑張って成果が感じられたので、その後はゆるく続けています。体や心によかれと思い、取り込む(=プラス)することは多く、排出する(=マイナス)ことは少ない今の私たちの生活。日々の生活の中で無理のない範囲でデトックスし、それもあまりストイックにならずに気楽に続けることが必要なのではないかと感じています。
何はともあれまずは整腸
グルテンをなるべく取らないようにして10ヶ月ほどですが、7キロほど痩せました。この10ヶ月の間は特に頑張って運動をしたわけでもなく、逆に仕事でバレエに行く回数も減っているにもかからず体重が落ちていったため、グルテンを取らないことによる整腸の効果が高かったのではないかと思います。
溝口徹さんが書かれた『2週間で体が変わるグルテンフリー健康法』という本を読み、こんなにダイエット効果が顕著に表れたのは、私はもともと腸の調子が悪すぎたのでは?と思うに至りました。
腸から栄養が漏れ出るリーキーガット症候群という症状があることは以前から知っていましたが、腸に穴が空く…なんて聞くだけで痛そうだし、それになったら自覚症状がありそうなので、私には当てはまらないとまるで他人事のように思っていました。
しかし、著書によると、それは本人が気づいていないケースがほとんどで、便秘や下痢といった体調不良やアレルギー反応として現れるそうです。
また、この他に小麦アレルギーかどうかをチェックするリストがあるのですが、
- 疲れがとれない
- 頭痛や肩こりがある
- 常に体がだるい
- 関節痛がある
- つい食べすぎてしまう
- 食後に膨満感や胃もたれがある
- 肌荒れや乾燥肌に悩んでいる
- イライラする
- 生理不順や重い生理痛がある
…などなど、中年の女性なら誰しもが当たり前に持っていそうなこれらの症状が出てくるのだそうです。
著書では腸から栄養や毒素が漏れ出ることの弊害と、それらが改善すると肝臓や膵臓といった他の臓器に与える影響などが詳しく書いてあり、私もリーキーガット症候群であったことに確信を持ちました。
改善策としては、まずは2週間ほど小麦を抜いてみることを推奨されていました。もし上記のような病院にかかるほどでもないが、不快な症状に悩まされている方がいらっしゃったら、グルテンフリーを試してみることをお勧めします。(グルテンのアミノ酸配列はモルヒネと似ているので、グルテンフリーを難しいと感じるのはあなたの意思が弱いからではないということも書かれていました。)
実際にやってみた感想としても、調味料や揚げ物の衣などにも小麦は使われているので、毎日の食事から完全に小麦を排除するのは本当に大変です。症状が改善したら少し食べてみて、またぶり返したらやめるなどの試行錯誤でいいのではないのでしょうか。
あまり神経質になっても、世の中には毒で溢れている!というマイナス思考で頭がいっぱいになって逆に体を壊してしまうリスクが高くなるので、グルテンを目の敵にするのではなく、腸を労る気持ちで、良く噛み、たまに楽しんでいけたらなと思っています。
夜はデジタルデトックス
うちにはテレビはありません。一人暮らしを始めて最初の何ヶ月かは見たい番組は実家で録画してもらっていたのですが、今ではそれもなくなり、全く見なくなりました。テレビを見なくなり、鳥の鳴き声で始まる朝は、世界は実は何も変わっていなくて平和なのだと感じます。
仕事柄パソコンに向き合う時間が長いので、夜の9時以降はパソコンの電源を落とし、スマホはおやすみモードに設定し、なるべくデジタルから離れるようにしてみました。
この時間になると、「はて、何をしよう?」という気持ちが湧いてきて、今までは何となくパソコンに向かい、ダラダラと動画を見ていたことに気づきます。
音楽を聞きながらボールを使ってストレッチをしたり、バレエ手帳に日々の出来事を書いたりするようになりました。
そして大きな変化が、図書館に行くようになったこと。なんとなく気になるけれど買うほどではないという本ってたくさんありますよね。米粉のレシピ本や明治、大正の文学作品を借りてきて読んでいます。

またお手紙を書くようにもなりました。一昔前に戻ったようで、これがまた良い。お返事を待つ間も楽しいし、相手の方の字から気持ちを想像するのも面白い。長らく忘れていた楽しみ方であるなと思いました。
こうしてお手紙を書く機会が増えたので、お友達に手作りの封筒を作ってもらいました。右側に複数並んでいるのがグラシン紙を紅茶で染めたもの。パリパリとした手触りがとってもいいし、半透明な茶色がちょうどよいレトロ感を醸し出しています。
大型の文具店を探しましたが、こんな味のある封筒ってなかなか売っていません。ご興味がある方は、keiko-piscesさんのブログをご覧いただき、お問い合わせしてみてくださいね(コラージュをはじめとした紙作品や刺繍がたくさんあります)。

たまには毒入れ日を
私が日常気をつけていることと言えば、加工食品はなるべく口に入れないようにしたり、気持ちが暗くなるようなニュースに触れることを避けることでしょうか。
でも、あまり神経質になるものよくない。長年染み付いた毒の美味しさは知っています。無性にファストフードが食べたくなったりするときもあるし、陰謀系の動画を見たりして後悔するときもよくあります。
そんな時には意識的に毒入れ日を設けてもいいんじゃないかと思います。
体に悪いものってなんでこんなに美味しんだろうね〜と笑いながら楽しむのが一番だし、楽しい雰囲気で食べれば、毒も体がスムーズに排出してくれるのではないでしょうか。暗い気持ちになったら、誰かと分け合ったり、たわいない話しをすればいい。
毒のない生活や人間もつまらない。上手に付き合っていきたいと思います。
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