塩抜きの刑に服していました

健康

江戸時代には罪人の食事から一切の塩を抜くという「塩抜きの刑」というものがあったそうです。私は低血圧で汗っかきなのにもかからわらず、「減塩は体に良い」との刷り込みをずっと信じており、自分で自分を「塩抜きの刑」に処していたようです。様々な不調が塩不足によるものだとわかってきてから塩を積極的に摂るようにしてみると、体に変化がありました。

減塩のせいで帰国!?

台湾で生活している時は10月になっても気温が高いため、熱中症症状が出ていました。頭痛はするし、手はおまんじゅうみたいに浮腫んでいるし、何をする気も起きないので、一日中クーラーの効いた部屋でゴロゴロする日が一年の半分ぐらいありました。

その頃の食事と言えば、朝は決まってコーヒーにパンと果物。お昼と夜は外食したり、家で作ったり。台湾の味付けはどちらかというと甘め。健康に関する意識も日本と似ていて「減塩が体にいい」という観念が根強く、豚骨ラーメン屋さんに置いてある感想ノートには「塩辛すぎる!」と酷評がたくさん書いてあったのを覚えています。

台湾の人はもともと暑さに強いし、腸内環境がよいのかもしれません。一方暑さに弱い私は、通勤だけでも大量に汗をかくし、山登りなど外で遊んだ時にはTシャツに塩の結晶が着く程だったのですが、それでも塩分を補給しない。通っていたジムの給水機の上には食塩が置かれていたのですが、何のためだろう?ぐらいに思って、一度も口にしたことはありませんでした。

帰国を決めた理由はいろいろとありますが、最後の1、2年は体調が優れなくなってきたことが大きいです。暑い時期は何をするにも億劫で、それを年齢と体質のせいにしていましたが、今思えば長い間自ら塩抜きの刑に服していたのかもしれません。

思えば去年の夏もバレエも休んで引きこもり状態でした。そしてヨーグルトとパンなどの朝食をやめて和朝食にしたいと書いていました。きっと塩が足りてなかったのを体は感じとっていたのでしょうね。

8月やめたこと・9月始めたいこと

さて、先日いつもYouTubeで有益な情報を発信してくださっている整体師さんのところに伺いました。台湾での体調不良のことを伝えると、即「完全に塩不足ですね」と言われました。動画で塩の大切さを言われていたので、以前よりはずっと塩の摂取量は増えた気がしていましたが、誇張ではあるでしょうが江戸時代には1日に500グラムも摂っていた記録もあるそうで(活動量が違うだろうとのことでしたが)、もっともっと摂っていいとのこと。

食事以外にもっと積極的に塩を取るようにしました。

本当に生理が軽くなった!

やはり塩の取り過ぎは体によくないとの刷り込みは根強く、食事で使うにも量は限られるので、なんとなくセーブしてしまいます。整体師の先生の言葉の他に、塩を積極的に摂るように背中を押してくれたのが、以下のブログの記事でした。

月経痛・つわりを治す常温瞬間空中結晶製塩“ぬちまーす”

子宮は赤ちゃんを産むためにいつもそこに海の状態を作っていて、月経痛やつわりは「塩が足りていませんよ」のサインなのだそうです。体って本当によくできているし、面白いですね。

私は10代の頃からひどい月経痛に毎月悩まされており、痛み止めを飲まなければ失神してしまいそうなぐらい生理が重かったのですが、30代になると軽減されて薬を飲まなくてもよくなりました。ですが、若い頃に痛み止めを頻繁に飲んでいたせいか、風邪で病院にかかった時に処方された解熱剤でひどい薬物アレルギーを発症してしまい、その後ある痛み止めが飲めなくなってしまいました。

最近は生理も順調というわけでもなく、長引いて重いので、塩水を飲むことにしました。使うのはミネラル豊富な天然塩「粟国の塩」です。

最初は1リットルの水に10グラムの塩を入れて1%の塩水を作ってみました。塩を入れる手が震えるぐらい(刷り込みが強力なのがわかります)10グラムってこんなに多いんだと思いました。1%では塩辛すぎる気がしたので、次の日から半分に減らし、0.5%にしました。

それをバレエのレッスンに行くときや、外に出かける時は持ち歩いてちょこちょこ飲みます。水だけだとあまり飲めないのですが、塩が入っていることで1リットルの水が余裕で飲めてしまいます。

塩水を飲み始めて5日目に生理が来ました。いつもは2、3日前からお腹が疼き出してなんとなく調子が悪いのですが、今回は「あれ、来たの?」という感じでした。それからも生理痛は全くなく、7日間できっちり終わりました(いつもは10日間ぐらいと長い)。

血圧は測っていないのでわかりませんが、お風呂上がりの時の立ちくらみや朝のだるさはなくなったような気がします。朝ご飯を食べなくなったこともあって、午前中に集中して仕事ができるようになったのが驚きでした。

粟国の塩は250グラムで700円代と普通の食塩に比べたら高いのですが、一袋使い切るには結構時間もかかりますし、これでミネラルを補給できて女性の体を整えてくれるとしたらとても安い買い物です。味もとてもよく、ゆで卵にたっぷりとつけて食べるのが最近のお気に入りです。良質なタンパク質も取れてカロリーも少ないし、且つミネラルも取れるので小腹が空いた時のいいおやつとなっています。(ちなみに電鍋で10分ぐらい蒸すと温泉たまごのようなホカホカ感が楽しめて(水っぽくならない)、しかも殻が剥きやすいのでオススメです!)

粟国の塩 250g×2袋
粟国の塩
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体は知っている

月経痛に関しては紙ナプキンに使われているポリマーや化学繊維も気になり、オーガニックスーパー「ナチュ村」で購入した布ナプキンを使ってみることにしました。

竹からできた布だそうで、ガーゼのような見た目をしています。

使ってみて驚きました。これはフワフワ柔らかくてとっても肌触りがいい!普通の綿の下着よりもサラサラしていて通気性がすごくいいです。漏れるのが心配で、仕事柄家にいることが多いので、家だけで使用して外では普通の紙ナプキンを使っていましたが、外でも使いたいぐらい気持ちいいです。

汚れたら、セスキ炭酸水をちょっとスプレーすれば簡単に落ちます。使ったナプキンやパッドは水を張ったバケツに入れておいて翌日洗濯機で洗えばOKです。これはナプキン代の節約にもなるし、何しろ生理中のあの不快感がないので、買ってよかったなと思いました。

以前布ナプキンを使っている人で「生理が来るのが楽しみ」というコメント見て、まさか!?と思っていたのですが、これならそんな気持ちになるのもわかる気がしました。

「塩」と「ナプキン」を変えてみることで、生理や妊娠期間を楽に過ごせるかもしれません。あらゆる不調を解決する方法ってシンプルなところにあって、それは体にとってとても心地いいものだと私は思います。痛み止めを使用する前に、簡単なところから変えてみませんか。

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