人間たまには回ってみよう

バレエ
photo by Maroni Gschwandtner

人間普通に生活してて、上下左右の移動はあっても、回転することってあまりありませんね。小さい頃は遊びながらやっていた「回る」という動きも、大人になるとダンスなどをしない限りほぼすることはありません。今回はヴァリエーションで回転を連続して行うことになり、久しぶりに子供の世界に戻ることができました。

この回転技を見てほしい

11月のヴァリエーションのテーマは「ジゼル」。主人公のジゼルは病弱だけど、踊ることが大好きな村娘。ジゼルはある日、お付き合していた相手が実は身分が高く、しかも婚約者もいたことを知り、狂乱して死んでしまいます。その後、妖精となって現れ、彼を呪い殺そうとするのですが…。

というような面白いお話しなんですが、ヴァリエーションで踊るのは第1幕の収穫祭のほんの一部。ナタリア・オシポワさん演じるジゼルの嬉しそうな表情や飛び跳ねるような動きをぜひ見てみて下さい。

ちょうどこの動画の部分がヴァリエーションで踊る部分なのですが、ショックで死んじゃうほど心臓が弱い村娘の設定なんてウソだよね!?ってほどきついです。

まず、片足で立ち、もう片方の足を蹴り上げるような「バロネ」。前回のエトワールよりもずっと回数が多いので、ふくらはぎがどうかなりそうです。そして、極め付けは最後のクルクルと回りながら大きい円を描くように回る「マネージュ」。私の顔にナタリア・オシポワさんのような笑みが浮かぶ日は来るのでしょうか…。

「マネージュ」は前回初めて試みましたが、すぐに自分がどこにいるのかわからくなりました。頭がフラフラとして壁の鏡にぶち当たりそうになりながらも、最後のお辞儀は倒れ込むようにひざまづいて終わり。笑顔で走り去らなければならないところ、しばらくまともに立ち上がれず、みんなに「大丈夫?」と言われるほどでした。

久しぶりに思い出しました。ぐるぐるバットのあの感覚。

今までダンサーやフィギアスケーターって習ってさえいれば目は回さないものかと思っていましたが、あれは訓練の賜物なんですね。あらためて感心。敬服。

先生も珍しく「顔付けができてません。」とビシッとおっしゃってたので、おうちでくるくる回る場所がないとしても、顔を残して素早く回す練習をしようかなと思いました。

小さい時って意味もなく回りますね

そう言えば、子供の頃ってぐるぐる回るのって単純に面白かったですよね。コーヒーカップも好きだったし、ぐるぐるバットして真っ直ぐ歩けないことが面白おかしく、みんなで遊んでいました。

photo by Maroni Gschwandtner

犬も子犬の頃は自分の尻尾を追いかけてぐるぐる回っていますね。自分の尻尾を自分の体と認識できてないなんてバカだな〜なんて思ってたけど、今考えると、あれは脅威の身体能力が成せる技なのかも。それとも三半規管が柔軟ってことでしょうか。黒柴こしあんちゃんのスピンが素晴らしいので見てみて下さい。

右に左に自由自在に回転して、すごいのは人にも家具にもぶつからないところ。ちゃんと空間把握できてるんですね。動物だから当たり前なのかもしれないけれど。そして、ひと段落した後は涼しい顔して立って、そのままスタスタと歩いている(笑)。

やはり動物は踊りの師匠ですね。顔付けの参考にはならないけど、一点に集中するという点では原理は同じなのかもしれません。

人はいつぐらいから回らなくなって、そして回ることが気持ち悪くなるのでしょうか。それはもしかしたら大人になるってことなのかもしれません。

自分がくるくると回るだけで、違った世界が見えて来たり、子供の頃を思い出せます。人間いろいろな動きをすることが大切です。家具にぶつかったり、こけたりしないよう気をつけながら久しぶりに回ってみませんか?

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