今回は薩長同盟や大政奉還のために龍馬が奔走した長州藩・山口県を訪ねました。さすが幕末の志士達を多く生み出した長州藩。おじゃました「アンティーク&オールディーズ喫茶室」さんにはなんと高杉晋作ラテもありました。雰囲気もお食事も素晴らしかったし、その付近もぶらぶら歩くだけで江戸時代にタイプスリップしたような気分を楽しめますよ。
遠くからでも通いたいカフェ
山口県下関市長府には、福岡から車で約2時間程で到着しました。龍馬ラテを訪ねる旅では最短です。
長府は歴史ある城下町なのに変に商業化されていません。観光客が少なく、静かで落ち着いた佇まいを保っている印象でした。隠れ家的なカフェも何軒か見かけましたし、ぶらぶら散歩にはもってこいな感じ。
カフェの前の通りです。木々が色づいてとてもきれいですね。川の緑と土壁の黄土色のコントラストが映えます。
今回訪ねたのは「ANTIQUES&OLDIES 喫茶室」さん。階段を登って2階から入りますが、1階部分には駐車スペースもあるようですね。
お店の前に置いてあった看板に小さい龍馬を発見。その上は噂の「高杉晋作ラテ」でしょうか。期待が高まります。
マップではテラス席が最高とのレビューを見かけたのですが、この日はあいにくの雨。でも諦め切れず、テラスに出て前日の雨風で落ちたであろうどんぐりだらけのテラス席を恨めしそうにじっと見つめていました。すると、店員さんがそこまでやってきて「外は濡れるし、室内のお席が空いているのでよかったらどうぞ。」と優しく声をかけてくれました。
他の席はもう満杯のようでしたが、運よくソファ席が空いていたので、そちらでベーグルセットをいただくことにしました。
パストラミハムとバジルの卵焼きのベーグルサンド、サラダ、ミネストローネ(本日のスープから選ぶ)に…
デザートまでついて1200円はお得!
ベーグルは中はモチモチで、焼いてあるので周りはカリっとしてて、とってもおいしかったです。デザートの栗のアイスにガトーショコラも丁寧に作ってあって、大満足でした。車で2時間かかるけど、これらを食べるだけでも通いたいなと思うほどでした。
青ざめた龍馬登場
ランチに飲み物はついていなかったので、別途頼みました。こちらは珍しく抹茶ラテかほうじ茶ラテから選ぶそうです。
待ちに待った龍馬登場です。
高知の龍馬と比べてキリッとしていますが、抹茶の緑のラインがどうにも青ざめているようにしか見えなくて、笑ってしまいました。やはり同じ型のようですね。龍馬ラテのスタンプラリーかご朱印帳的なものを作ろうかしら。
そして、高杉さんの登場!こちらはほうじ茶ラテです。伊勢谷友介さんみたいにほっそりしてませんね。当たり前か。
二人を並べてみました。
この写真を見つめていると、
「坂本さん、日本をよろしくお願いします!」
「た、高杉さん!」
なんて言い合っているのかもしれないと妄想してしまいました。
お味は、抹茶やほうじ茶の香りが優しく、ほんのり甘くておいしかったです。
営業日は普段は土・日・祝・月だそうですが、紅葉の季節は平日も営業しているそうです。ぜひホームページで営業日確認してみてくださいね。
カフェの近くを歩くだけでも楽しい
カフェからほど近くにある功山寺に行きました。こちらは高杉晋作が挙兵した地であることで有名。ボランティアガイドさんが門のところにいらっしゃいましたが、この刀傷は当時の兵士達が士気を示すためにつけたものと言われているそう。150年ぐらい前の刀傷がこうして普通に見れるなんて、幕末維新を肌に感じることができて、ちょっと感動してしまいます。
下関の至る所にあるマンホール。かわいいですよね。思わず足を止めてしまいます。
古江小路(ふるえしょうじ)。塗り直した壁の下から現れる土の塀。それを見ながら歩けば、ここにはずっと人々の生き生きとした暮らしがあって、時代が脈々と受け継がれて来たことを感じます。
こちらは毛利のお殿様のお屋敷「毛利邸」。紅葉の時期はもっときれいでしょうね。
毛利邸のお部屋からお庭を望んだ景色。雨も趣があっていいものですね。観光客が他にいなくてとても静かでした。
カフェでまったりとして、散歩しながら幕末を感じる。福岡から近い所にこんなに歴史を感じられる所があるなんて大きな発見でした。下関を訪れたら、ぜひ寄ってみてくださいね。
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