先日はお話し会にバレエの公演鑑賞とインプット三昧の二日間を過ごしました。二つをつなげて自分で生み出した答えは、バレエを踊れる喜びをシェアするということ。インプットしたヒントから自分の中で行動につながる結論を探し出していくしかないと感じました。
自分で何ができるかを考える
藤原ひろのぶさんのお話し会に行ってきました。テーマは社会問題なので堅そうな感じがしますが、関西弁の語り口が心地よく、終始笑いっぱなしでした。お話の中で目から鱗が落ちるような内容があったのでちょっと形を変えてご紹介します。
個人の世界に対する認知は、今まで教えられたことは全て嘘だと認めるところから始まる。既存の価値観を破り、逆の方向から見ることにより、初めて世界の認知ができるのだ。ともすれば、これは体の感覚に宿る。“腑に落ちる”、“違和感”といった言語化される前の段階の身体感覚を磨かなければ、真の「人間」にはなれない。
さて、上は誰が発した言葉でしょうか?
答えは私(=九層塔)です!
同じようなことをお話し会でもされていて、たくさんの数式が書かれた黒板を背にした、いかにも博学そうな老人の写真の横に藤原ひろのぶさんが考えた哲学っぽい言葉が書かれていました。
その時はメディアの怖さをお話しされていたのですが、まさにそれっぽい(権威のある)人の写真と言葉やグラフを書けば信憑性が高まるなと感じました。私もそうですが、データや出所まで疑って調べる人は少ないのでは。これではいくらでも印象操作ができるという恐怖を感じました。
世界ではどのぐらいの人がコロナで亡くなったかばかりがニュースで取り上げられていますが、毎年5歳の誕生日を迎える前に亡くなってしまう子供が810万人もいるそう(日本ユニセフ教会)。
だから寄付してくださいという簡単な結論でありませんでした。コーヒーだったり、チョコレートだったり、着ているファストファッションだったり、自分達の生活が彼らの生活に密接につながっている。だから、個人でできることから行動していこうという話しでした。
でも具体的にどうするか?という答えはお話しされませんでした。ヒントで与えたれたのは、コンビニでレジ袋を断るぐらい。要は自分の頭で考えて行動しようということ。
今私が考えてみて思いつくのは、見切り品の肉や魚を買ってきて冷凍することだったり、フェアトレードのチョコレートを選んだりするぐらいでしょうか。ファストファッションからもゆくゆくは卒業したいものです。
藤原ひろのぶさんは全国を回られているようなので、お近くにいらっしゃったら聞いてみてください。いろいろなヒントが散りばめられたお話が聞けると思います。→藤原ひろのぶイベントスケジュール
バレエが踊れる喜びをシェアしたい
翌日は夏以来のバレエの公演を見に行ってきました。バレエシャンブルウエストのチャイコフスキー3大バレエハイライトという、チャイコフスキーの音楽好きにはたまらない贅沢なプログラムです。
当日の演目内容の他に舞台裏のお仕事まで紹介してある立派なプログラムもいただきました。
席は一つ飛びで使用を控えるよう貼り紙がしてありました。(購入時から既に一つ飛びで設定されていましたが、来てる人同士で勝手に移動しないようにでしょうね)
最後列には誰も座っていない様子。
舞台と観客の間も3列ほどブロックしてあるのでしょう。おかげで前に誰もおらず、視界が広くゆったりと見ることができました。
やはり生のバレエはいいですね。白鳥がとても美しかった。バレエは白鳥の湖だけじゃないのよと主張されるダンサーは多いですが、やはりバレエの代名詞。プロバレリーナの日々の鍛錬の賜物でしょう。まるで本当の白鳥が人間になった様子はいつ見ても感動を呼び、魅了されます。
バレエは見ても楽しい、自分が音楽に乗って体を伸ばすのもとても気持ちがいいものです。私の住んでいる地域には素晴らしい知識をシェアしてくださる先生がたくさんいるし、それも手頃な価格で習うことができる。その日食べるご飯にも困る、いくら働いても貧困から抜け出せない人たち。彼らと私が違うのは、ただ単に生まれたところだけなのだという前日のお話しを思い出していました。
私はただ幸運な環境に生まれただけで、興味のある分野で仕事もできて、趣味も好きなようにすることができる。踊る喜びを世界の子とシェアできないかなと思い、プレトゥシューズと1足目のトゥシューズを寄付することにしました。
まだ寄付先は決まっていないのですが、フィリピンとタイにぬいぐるみなどを寄付しているNGOがあることを知り、ここ(Eco Trading)に送ろうと考えています。
このブログを見てくださった方で、もし要らないレオタードやバレエシューズなどのバレエ用品があったら、世界の人達とバレエの楽しさをシェアしてみませんか。
今回はお話しとバレエ公演が重なり、このような思考や行動につなげることができました。いろいろな点(ヒント)を線で結ぶのは個人が考える力にしかない。楽しみつつ、考えながらバレエを続けていこうと思いました。
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