楽しく備蓄のはずが…

おいしいもの

日本は災害列島なので、いつ電気やガスが止まってもおかしくはない。そんな状況でも温かいご飯は食べたくなるだろうと思い、ちょうどいい物を見つけました。そして大量のお米も購入。これなら普段は遊びに使えて、いざという時には活躍してくれると思ったのですが…。

旅館にあるような卓上釜が欲しい!

マドモアゼル愛さんのたまに上がる料理動画。今回は「ローソクでご飯を炊く」というものでした。いつもシュールで誰にでも作れそうな料理、そしてその美味しそうな様子に魅せられてしまうのですが、これを見て、旅館や釜飯屋にあるような一人用のお釜が欲しくてたまらなくなりました。

これならロックダウンも怖くないと思ったが…

ネットで調べると、アルミや銅、それにフッ素加工してあるものなど様々な材質のミニお釜があり、値段も手頃。私は美味しく炊けそうな陶器の釜を選びました。そして固形燃料も2袋入手。

内容物はこちら。固形燃料を入れる持ち手付きの容器、受け皿、土台、陶器の釜、木の蓋です。

炊くのはふるさと納税で購入した熊本のお米。いつもは驚いた顔のくまモンが満面の笑みを浮かべているので、ちょっと偽物っぽく感じてしまいます。お米が生鮮食品とは知らず、7キロ入りを2袋注文し、これは食糧難が来てもしばらくは大丈夫だと思ったのですが、1ヶ月以内に食べ切ってくださいとのことで1袋は実家にあげました。お米を備蓄するには籾殻がついたものか、玄米を真空パックにするなどして保存しないといけないんでしょうね。新たに学びました。

無洗米なので米1合分(この時は230ccぐらい)の水を入れ、30分ほど置きます。

この固形燃料はフィルムに火をつけるタイプ。ライターを横に向けなくていいので手が熱くならず便利です。

結構な火力です。やはりロウソクとは違いますね。倒れてダンボールに火が移ったりしないようにじっと見守ります。

10分ぐらい経つと本当に「初めチョロチョロ、中パッパ」してきました。蒸気で蓋が少し持ち上がったりして、炊ける様子を見ているのも楽しいです。途中でお煎餅のような香ばしいにおいがしてきました。これはおこげも期待できそう!?

約30分で固形燃料の火が消えました。その頃には蒸気も出なくなり静かになりました。蓋を開けて見たいところですが、10分ほど蒸らすので我慢です。そして蓋を開けると、わ〜!美味しそうに炊けています!とりあえず成功!成功!

下から掬ってみるとちょっと茶色い焦げた部分が出てきました。電気ジャーやよく使う電鍋では出せない色です。やったー!!

いや、待てよ。待てよ。釜の底の方に完全に焦げた部分が貼り付いていました。もしかしてもおこげの出来過ぎかも?

でも白い部分は一粒一粒がふっくらとしてとてもおいしく炊けていました。おこげの部分は硬かったですが、全体に香ばしい匂いがうつっていてこれも美味。前回おこげを食べたのはいつだっただろうか?30年ぐらい前にキャンプの飯盒で炊いたときだったっけ?ととても懐かしく昔の記憶に想いを馳せたりしました。

愛さんによるとロウソクでもお米が炊けるので、冬はリラックスタイムを楽しむのに使ったキャンドルでご飯を炊くものまた一興かもしれません。

ただ難点だったのは、後片付けが結構めんどくさかったこと。焦付きをスチールたわしで擦ったり、土台に着いた吹きこぼれを拭き取ったりしなければなりませんでした。精米したお米では大量に備蓄できないし、片付けがちょっと億劫になるので、ロックダウン中に使用するのには向いてないですね。

でも、電気もガスもない時に温かいご飯にはありつけそうだし、お家にお友達が遊びに来た時にテーブルでご飯を炊くのも面白いかもしれません。次回は具材を入れて釜飯を作ってみようかな。

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