髪の毛を伸ばしっぱなしにしていたら、収拾がつかなかくなってしまったロングヘア。バレエのレッスンでは、いつものシニヨンの他に2種類試してみました。髪質が固くて量が多い人でもまとめやすい髪型のうち、レッスンには合わなかった髪型、合った髪型をご紹介します。
”クルリンパ”はばらけます
ロングヘア向け髪のまとめ方からいろいろ試しています。
スタインリング剤もいらない上に、ピンとヘアゴムだけでできるので、最近よくするようになった”ギブソンタック”(下写真)。クルリンパを1つ作って、そこに3つの三つ編みを差し込むだけなので簡単にまとめることができるし、まとめることによって清潔感とよそ行き感が出てくるので、お気に入りです。
旅行など外を結構歩いたりした時でも一日中バラけることもなく、とても重宝していたこのギブソンタック。シニヨンは仰向けに寝転んだりするとじゃまになりますが、この髪型は後頭部の出っ張った所で髪の毛を束ねていないので、バレエのレッスンに向いているだろうと思い、これでストレッチのクラスに参加してみることにしました。
すると…途中ですごいばらけてきました…。しかも差し込んでいる三つ編みが飛び出てくる始末。飛び出てきた髪を押し込んだり、半ば落武者のようになった自分の姿が鏡に映っていたので、全く集中できず、先生の話しが入ってきませんでした(笑)。
この髪型は、三つ編みを頭に固定しているわけではなく、毛先をクルリンパの中に入れ込んでいるだけなので、やはり寝転がったりする場合にも向いてないようです。
レッスンではツインテールがよい
レッスンでは髪の毛を固定した方がいいということがわかりましたので、一度は母に「ニイハオ!ポンユウ!みたい」と言われたツインテールお団子に再挑戦してみました。
首の後ろで三つ編みを二つ作り、中心に向かって巻き付けてピンで止めるるだけです。コツは二つのお団子をできるだけ近づけること。少しはニイハオ!ポンユウ感が抜けたでしょうか。
この髪型ではポワントのクラスにも出てみましたが、回ったりしても崩れませんでした。バレエレッスンではやはり髪の毛が頭に固定されていることが重要ですね。
写真からは伝わって来ないので信じられないと思いますが、クラスメートさんに「かわいい!」と言ってもらえました。ロングヘア向け髪のまとめ方のページの方は、毛量も少なく、色も明るくてもっとかわいいので、ぜひこちらの「三つ編みお団子でまとめ髪」を見てみてくださいね。
余談ですが、この髪型でジゼルのヴァリエーションに参加したとき、「ジゼルに合わせたの?」と聞かれました。ジゼルは珍しく髪が首元でまとめてある役柄。気分を上げるのにとても役立ってくれました。
それにもう一つメリットが。網のシニヨンでぴっちりまとめていると、どうしてもバレエやってます感が出てしまう。これだと気軽に猫背になれません(完全なる自意識過剰ですが)。ツインテールだと普段の服にも合いますし、普段のまとめ髪にも見えるので、バレエやってる感を出したくない方(笑)にはおすすめです。
ショートヘアも素敵です
大好きなバレリーナ、マリア・コチェトコワさんのショートヘア時代を見つけました。サンフランシスコバレエ団時代にオデット姫とオディールを演じています。
お姫様と言えば、当然のようにロングヘアが浮かぶのですが、そこを敢えて「ショートヘア」で。でも見事に可憐さが出ていますね。羽のような帽子と言いますか、髪飾りも素敵ですね(ちょっと雛っぽくも見えなくもないですが(笑))。ここでもやはり髪の毛が揺れないようにちゃんと固定されています。
髪型一つをとっても、マリア・コチェトコワさんの挑戦を感じるし、それを受け入れているアメリカの自由な風土が伝わってきていいなと思いました。
髪が頭に固定されているのは、回転するときに髪に遠心力がかからないようにだと思いますが、影響が出ないならば、ロングでもショートでもどちらでもいいのでしょうね。
大人バレエでは髪型は自由なのでいろいろ楽しめますし、自由だからこそあれこれ迷ったりもするのですが、要は踊りやすければ何でもいいのでしょうね。引き続き、模索していこうと思います。
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