どうやら真面目にステイホームし過ぎたようだ

バレエ

気が付けばもう6月ですね。ステイホームの文字通り、この2ヶ月はほとんど家で過ごしていました。今月からバレエ教室も再開され、3ヶ月ぶりに出てみるといろいろな意味で変化を感じました。そして、今更ながら気づいたのですが、もっと早くから公園で散歩するようにしておけばよかったと思いました。

再開されたレッスンに行ってみた

6月よりバレエ教室が再開されました。私が最初に出ると決めたレッスンは「トウシューズ入門」でした。

おいおい、1ヶ月ぐらい全然トウシューズ履いてないのに大丈夫かよ?という自分ツッコミも入りましたが、先生がちゃんと見てくれるだろうという確信のもと、ポワントのレッスンに出てみることにしました。

コロナ禍は、いろんな意味で人の意識を変えますね。休講前は週4ぐらいのペースでレッスンに行っていたのですが、それは今では他人事のように思えます。というのも、再開後は1週間に2回のレッスンに絞りました。

理由は…

まず教室があるのが街の中心部。人が多いことや交通機関を利用することが懸念されました。

そして言わずもがな自分の体力。これは確実に落ちていると思われます。

あと、仕事の時間です。この3ヶ月でだいぶ意識が変わりました。以前は空いている時間にやればよいと思っていましたが、夜はリラックスして過ごしたいので、なるべく夕飯の時間までには仕事を終わらせたいと考えるようになりました。

そして大きいのが金銭面です。コロナの影響で収入が減ったわけではないけれど、一人暮らしも始めたことですし、収入が減ったときのことも考えて、大事に使おうという意識が芽生えました。

そして迎えたレッスン初日、街中に出るのはほぼ2ヶ月ぶり。行く前は地下鉄に乗ることにさえ緊張してしまいましたが、教室のスタッフさんや先生、クラスメートさんの見知った顔を見ると、不安も吹っ飛びました。

変化はマスクのせい?いやいや違います!

教室では様々なコロナ対策がなされていました。消毒や検温はもちろんのこと、私が驚いたのは更衣室にあったベンチがなくなって、ロッカーが3つに1つぐらいの間隔でしか使えなくなっていたこと。当然のことなのでしょうが、もう長居できなくなったのね…と思いました。

先生は「今日は皆久しぶりなので、リハビリね〜。」とおっしゃって、ゆっくり進めてくださることになりました。ここでちょっと一安心。

生徒さんは私の他に2人。終始和気藹々とした雰囲気で、休講中の様子などもいろいろお喋りしつつ、レッスンが進んで行きました。オンラインも楽しいんですが、こういうたわいないおしゃべりが楽しめるのは直接のレッスンならでは。もちろん動きや姿勢、トウシューズに関しても、気をつけるべきところやコツを教えていただいて、発見がたくさんあり、何より楽しかったです。

しかし、マスクでのレッスンは本当にきつかったです。少しのジャンプでも息がすぐに切れてしまいます。これは体力低下のせいか、体重増加のせいか、それとも総合的なものなのか。マスクをしていると、顔に汗をかいて相当蒸れるし、不織布では水分を吸ってくれませんので、とても不快です。

そして、集中力がすごく衰えたように感じました。前から覚えていたか?と言われれば、怪しいのですが、とにかく動きが覚えられません。先生が説明しているときに一緒にやってみて、「よし、覚えた!」と思ったのにもかかわらずです。

そういえばオンラインレッスンの時は、先生が一緒にやってくれていたから、忘れたら自然と携帯の画面に目を向ければよかったけれど、そこでは忘れている自分にも気付かなかったということですね。

体力の衰えも、集中力のなさも何もかもマスクのせいにしたいけれど…この現状を嘆くのではなく、これは3ヶ月レッスンに出ないとどうなるかの実験だった、ぐらいに捉えて、マスクも布マスクなど通気性のいいものに変えるなど、工夫しながら気長にやっていきたいと思います。

もっと早く外に出ればよかった

ここ何日か前にふと、朝散歩してみようかなという気になりました。

朝に散歩するのが精神的にはとてもいいという話しは聞いていたし、長い間家にいたことで、自然に触れることを欲していたのかもしれません。

最近は季節も天気もいいですし、朝ごはんを食べる前に、近所の公園に行ってみることにしました。すると、マンションの中庭的な植え込みがあるだけの暗い場所を発見。

ちょっと思い描いていたのとは違います。足を伸ばして、森と池のある某公園に行ってみることにしました。

20分ほど歩いて到着。

は〜。こんなに開けた所があったんですね。遠くに山も見える。ドラマの撮影とか出来そうですね。(大好きで見ていた「凪のお暇」で、凪と中村倫也君がサンドイッチか何かを食べていたシーンを思い出しました)

空気もいいし、とても気持ちがよい。この小高い丘の感じ、一時期よくアーシングしていた台北の大安森林公園に似ています。ここなら裸足で好きなだけ歩き回われる気がします。それに変な目で見られずにすみそう(笑)。

こちらのベンチの背もたれがちょうど掴まるのにいい高さだったので、イヤホンをしてストレッチからバーレッスンを1時間ほどしました。鏡こそないものの、目の前は青々とした芝生が広がっています。

後日、ここでサッカー少年達が寝転んで筋トレみたいな練習をしていました。フェンスにはスズメも飛んできて、こちら側にちょこんと顔を出したりして、のどかな風景が広がります。

やはりこういう気持ちのいいところは人を集めますね。ジョギングや犬の散歩をする人がたくさんいます。バーレッスンをしていると、人に見られているような気がしますが、公園なんて各々好きなことをやる場所ですから、気にしないようにします。

私は、2ヶ月の間、本当に家に籠りきりだったのかもしれません。誰にも気兼ねなく飛んだり跳ねたりしてもいい場所がすぐそこに広がっていることに、今更ながら気づいたのでした。

梅雨入り前の一時だけかもしれませんが、生活の中に見出した、些細だけれど大きな喜び。大いに楽しんでいこうと思います。

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