豆乳に蛋餅(中華クレープ)、紅茶にサンドイッチやハンバーガーと台湾の朝ごはん屋さんはとても充実しています。でも、ホテルに朝食がついていたらぜひ試してほしいもの…それは「お粥」です!
何年ぶりでしょう?この出会い
今回の台湾滞在ではグッドモアホテル師大を利用しました。
朝食付きでしたが、もともと朝食は外で食べようと思っていたので、どんなのがあるかなと覗くだけ覗いてみたら、目についたのがこちらお粥でした。
住んでいた時は滅多に食べなかったお粥。なんか味気ないし、食べた気がしないし。何より肉鬆(ロウソン(豚肉のでんぶ))やグルテンといった付け合わせがとにかくイマイチで、田舎の民宿か、離島に泊まった時に宿で出された朝食がお粥だから仕方なく食べるという感じでした。
澎湖という離島に泊まった時には、若い子達が出てきたお粥を見て「私たちマック行ってくる」っと言って、宿のご主人の気持ちも考えることもなく(のように見えた)あっさりと宿を出て行ったのが印象的で、やっぱり若い子には人気ないよな…と思ったのでした。
離れると恋しい存在
この鍋になみなみと入ったお粥と、横の付け合わせたちを「何年ぶりの再会だろうか…」と感慨深い気持ちで見入ってしまいました。もちろん民宿の朝食の思い出が蘇ってきたのはいうまでもありません。そしてこんなふうに思いました。
「これって日本じゃ食べられないよね…」
「今食べとくべきじゃない?」
お粥を彩る脇役たち
付け合わせたちも懐かしい面々でした。左上から時計順にキムチ→グルテン→揚げパン→肉でんぶ→ピーナッツ→きゅうりの漬け物→グルテンです。
一つずつ解説すると、
・台湾のキムチって微妙です。
・グルテンは醤油でピーナッツと一緒に煮込んであり、ジューシーです。
・言わずと知れた揚げパン。カリカリとして食感もいいし、お粥があっさりしてるのでコクが出ていいかも。
・まさに台湾って感じなのが肉でんぶです。でんぶは日本では海苔巻きに入ってる桜でんぶ(魚のでんぶ)しかない気がしますが、台湾人はパンに乗っけたり、お寿司に入れたりして一年中これを食べています。とにかく口の中の水分を取られます。
・台湾人を含む東南アジア人、ピーナッツ本当に好きですよね。
・きゅうりの漬け物、個人的にすごく懐かしかったです。友人曰く、味はきゅうりのキューちゃんなんだそうです。
・無駄に赤いグルテン、訳わかりません。
で、私が選んだ脇役たちはこちら。
結論から言うと、懐かしさも相まって 非常においしかったです。お粥をおいしいと感じるなんて、歳を取ったのでしょうか。
肉でんぶの程よい甘さと、ピーナッツの塩気と歯応えが絶妙です。グルテンはよく味が染みていたし、きゅうりのポリポリした食感がクセになりました。
実はどの付け合わせもスーパーで手に入るものばかりです。瓶詰めで程よい量で売られています。でんぶは肉製品だから日本に持って帰ることはできないとしても、他はOKですね。と言っても私は買って帰りませんでしたが(笑)。でも私は梅干しよりもこちらの台湾の付け合わせの方が好きかもしれません。
もちろんお粥はおかわりもしたし、他のものも食べました。でも、お粥はお腹にやさしく、消化がよかったので、お昼もおいしく小籠包などガッツリしたものを食べられたのが大きな発見でした。
旅行で昼、夜とたくさん食べたい方にオススメの朝食です。ぜひホテルにあったら食べてみてくださいね!
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