台湾に住んでいた頃は、冷凍の水餃子は安くて種類がたくさんあり、何より手軽で美味しかったので、よく買っていました。最近では中華食材スーパーで懐かしの冷凍水餃子が入手できるので、変わり種水餃子を楽しんでいます。
セロリ水餃子
中国在住経験のあるお友達が冷蔵庫のスペースを気にしながらも美味しいからと購入していたのがこちらのセロリ水餃子。その時私は1キロなんて食べきれないと思い、一緒には購入しませんでしたが、その後なんとなく気になり続けていました。
その3ヶ月後に思い切って購入してしまいました。
中国産を気にされる方もいるかもしれませんが、材料は結構シンプル。アミノ酸が入っているのは残念な点ですが、もしかしたら日本の冷凍餃子の方が添加物が多いかもしれません。調理方法も記載されているので助かります。
鶏がらスープに小松菜を加えて煮るだけの簡単スープ餃子ができました。
味はセロリの爽やかさが広がってとても美味しかったです。1キロあった水餃子も数回で平らげてしまいました。
茴香(フェンネル)水餃子
また別の中国在住経験のあるお友達に聞いたところお勧めされたのがこのウイキョウ水餃子。ウイキョウと聞いてもあまりピンと来ませんが、フェンネルのことだそうです。調べると、葉、茎、花、果実とどこでも食用できるようで、餃子にはどの部分が入っているんだろうと気になりました。
中国植物名は茴香(ういきょう、ハイシヤン、ホエイシャン)と書き、その由来は、腐った魚に使うと香りが回復するから名づけられたといわれる。
食用に使える部位は幅広く、葉・茎・花・鱗茎・種子のように見える果実に至るまで食用になる。野菜としての茎葉は、主な旬が5 – 10月で、葉がやわらかくて緑色が映え、肥大した根元の茎が白くて斑点などがないものが市場価値の高い良品とされる。
Wikipediaウイキョウより
食べてみると中は緑が深くてびっくり。とても爽やかなハーブの香りがしました。
これは洋風が合うなと思い、コンソメスープに白菜を合わせてスープ餃子にしましたが、とてもおいしかったです。トマトスープなどに浮かべたらイタリアン風にもアレンジ可能だと思います。
香菜(パクチー)水餃子
私はパクチーが大好きで、台湾のデパートでもシャンツァイ餃子をよく買っていました。
ウイキョウ餃子ほど緑色が強くありませんが、しっかりとパクチーの味も香りもして大満足です。
ちなみに蒸し餃子を見ると、毎度『初恋の来た道』という映画を思い出します。主人公のチャン・ツィイーが大好きな先生を追いかけて蒸し餃子を持って走るのですが、馬車には追いつけなくて、おまけに転んで器は割れるわ、先生にもらったヘアピンは失くしてしまうわで、涙なしには観れない名作です。
これから寒くなる季節。熱々の水餃子を変わった味の餡で楽しむのはいかがでしょうか。
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