バレエ歴3年で思うこと

バレエ

バレエを習い始めてもうすぐまる3年になります。この1年はポワントを履き始めてすぐにコロナ禍でレッスンが休講になったり、自身も体調不良でやる気が出ない日々が続いたり。でも、ヴァリエーションという新しい挑戦との出会いもありました。バレエの難しさ、楽しさ、奥深さを日々感じています。

3年目で感じるバレエの魅力

バレエを始めたのは台北に滞在していたとき。外観に惹かれて立ち寄った遺跡で見かけた大人バレエのチラシに「経験は必要なし。踊るのが好きという気持ちさえあれば大丈夫!」という言葉に背中を押されて最初の一歩を踏み出したのがきっかけです。

バレエを始めて1年経ちました

小さい頃からバレエには興味があったものの、40手前までは触れたことがありませんでした。お試し参加の1本の電話をかけるにもものすごく勇気が要ったことを思い出します。趣味って一度参加してみて合わなかったらやめればいいという至極簡単な話しなのですが、憧れだったものが嫌いだったらどうしようとかなり不安でした。

それからポワントを履くと決めるのも自分にはまだ早いかなとグズグズしていました。職場のストレスや本を読んだこともきっかけとなって、履く勇気が出たと思います。また、ヴァリエーションのクラスに参加するにも自信がありませんでしたが、これも周りの先生から背中を押していただけて飛び込む勇気が持てました。

バレエってつくづく小さな勇気を出すことの積み重ねだと思います。小さいことから言えば、つま先で立つのも、片足になるのも、回ってみることも全てがチャレンジ。習ったことのない先生のクラスに参加するのも、レッスンでレオタードを着るにも最初はやっぱりものすごく勇気が要ります。

でも、そんな小さな挑戦を逃げずにやってみて、そして繰り返し練習することで大きな喜びや日々鍛錬することの大切さを知る。大人になって始めた趣味ですが、何事においても、自分なりに進んだり、右往左往したり試行錯誤することが学べる、奥が深いものであるなとつくづく感じています。

3年目で感じる難しいところ

私が今一番難しいと感じているのはドゥミ(足指の付け根で立つ)からポワント(つま先で立つ)の移動。逆もまた然り。人生の中でこれほどまでに足裏の筋肉のことを考えたり、甲の出た足を羨ましく思ったりすることがあったでしょうか。

ポワントからア・テール(床に足が着いている状態)に着地する時にドスンという感じで、全く足裏を滑らかに使って上がったり降りたりすることができません。人間、赤ちゃんから歩けるようになってドゥミ(半分のつま先立ち)まではすることがありますが、ポワント(完全なつま先立ち)というのは人生でなかなか経験することがないので、できないのも無理はありません。

ヴァリエーションの踊り出しのところでただ歩くという振りは多いのですが、これが簡単そうに見えてすごく難しい。出だしからできないので心もへこみます(笑)。

この日常生活では使わない筋肉を鍛えて、滑らかに体の移動ができるようになるのが目標です。動かす範囲で言えばほんの数センチの距離なのですが、これには体の引き上げや重心の移動も関わってきて、永遠の距離のように思えます。

この滑らかな体重移動ができていない例として、ちょうど去年の3月に自主練している動画を見つけました。使っている曲は大好きな上原ひろみさんの「Sepia Effect」です。

今は少しマシになっている部分もあるでしょうが、膝が動いていない、細かく踏んでない、つま先の前方で立てていない(軸がずれている)などできてないところがたくさん目につきます。

ただ、今ではスタジオを借りての自主練は全くしなくなってしまったし、映像を残しておくこともしなくなったので、あの頃はよく頑張っていたなと少し感心してしまいます。自己の成長と改善点を知るためにも、自分の踊る姿を録画しておくのはいいかもしれません。

焦らずゆっくり向き合おう

最近のことですが、ヴァリエーションの振りがなかなか覚えられないし、飛んでしまうという悩みをクラスメートさんに漏らしたところ、「5ヶ月前は先生が一緒に踊ってくれたり、4回に分けて教えてくれていたよ。今はその頃には考えられなかった状況になってるよ!」と言われ、はっとしました。確かにそうでした。

トウシューズ復活と初めてのヴァリエーション

知らず知らずの間に自分に対する要求が高くなっていたのですね。ポワントできれいに回転するクラスメートさんを見ては、私なんてバレエシューズなのにできない…と落ち込んだりすることもあり、時にやる気を失ってしまうこともあります。

でも、音楽に合わせて体を動かす楽しさは、ずっと心にあるもの。普通のレッスンも楽しいのですが、テーマや物語があるヴァリエーションはそれを教えてくれた新しい世界。

せっかく大人になってから出会った趣味なので、初心を忘れずに、大事に大事に付き合っていきたいと思います。

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