台湾に行きたいけれど行けない不満を、普段は台湾のラジオを聞いたり、料理を作ったりしてなるべく解消するようにしていますが、時々ふっと次はいつ行けるのだろうか…と寂しくなるときがあります。
LCCも出てきて、便数も増えて気軽に台湾に行ける時代はついこの前だった気がしますが、今は飛行機に乗ること自体が難しくなっている。前回乗ったのは半年ぐらい前でしたが、すごく昔のように感じられてきました。
渡航の様子を思い出していたら、「望春風」という曲が頭の中を流れました。この曲、エバー航空の機内で到着時に流れているんです。
台湾の有名な民謡なので、一青窈さんを始めとしたいろんな歌手が歌っていますが、私が好きなのは陶喆(タオ・チャー)のバージョン。発表されたのは20年以上も前ですが、耳に心地いい声とコーラスが全く飽きを感じさません。今聞いてもすごく新しい!
いつもはCDを聴いていますが、改めてこのミュージックビデオを見てみると、冒頭の「我跟你講(ワガリコン)」「做一下(ゾウジッレ)」なんて台湾語が少しだけ聞き取れて、台湾で過ごした年月って結構長かったんだなとしみじみとしてしまいました。
陶喆はお肌とか若々しいけれど、髪型はちょっと昔風(笑)。一時期ゴシップで騒がれ本人も涙ながらに会見していましたが、そんなことには惑わされず、いつまでもいい歌を歌い続けてほしいです。
そして、この曲の他に、エバー航空でかかる「雨夜花」という曲があります。探してみるとテレサ・テンさんが台湾語・日本語の両方で歌っている動画がありました。
本当にいい声。最後の「謝謝」もいい声。ずっと聴いていたい。
昔は台湾語の歌をテレビで歌っても全然OKだったんですね。今じゃいろんな方面からの圧力でダメそうですが…。
これらの曲を聞いていると、着陸して、シートベルトを外して荷物を取ったり、降りるのを待ち構えてソワソワする人達の姿がありありと目の前に浮かんできました。
エバー航空に乗ったことはなくても、この曲は耳にしたことがある方は多いかもしれません。曲を聴くと、台湾がますます恋しくなってしまうかもしれませんが、しっとりと想いを馳せてみるのもいいかもしれませんね。
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